もともとのお庭とリビングとのつながりに配慮した、切妻屋根の平屋住宅です。
富山県にお住まいのお母様と、関西にお住まいのご夫婦が今後2世帯で暮らされる予定だったため、富山へ帰ってこられる日程でや直接関西へ打ち合わせへ伺ったり、メールでのやり取りやと、分離発注方式では打ち合わせも比較的多くなるため、お施主様へはたいへんエネルギーをかけていただいたことと思います。
これまで使ってこられた思い出のある建具や欄間や障子などを、新居でもできる限り使いたいというお施主様の思いを最大限生かせるよう各所に再生しました。
先日おうかかがいしたさい、こだわって選ばれた「無垢のヒノキの床がほんとうに気に入っています。米ぬかで手入れをしながらこれからどうかわっていくのかがとても愉しみなんです」と、私たちも末永く愛情もって過ごしていただければなによりもうれしい限りです。
(2013年竣工:分離発注方式)