横山の家

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富山では当たり前に見かける「田園や山並みの風景」こそもっと大切にしたいという想いで建てられたこの建物のコンセプトは
「富山の風景を望み、大きな屋根(木)に守られ、ゆったりテーブルを囲みながら暮らしたい」。

杉Jパネルのシンプルな切妻屋根をあらわしの大屋根と大きな吹き抜けの下には、ゆったりとしたダイニングテーブルを配置。
吹き抜けを囲むように、リビング・ダイニング・キッチンや和室、フリースペースといったパブリックスペースを天井高さや、構成を変化させながら配置し、
どの場所にいても、軒下のテラスと庭を介して田園、桜並木ごしに後立山連峰を望むことができます。

西側にL形折り曲げた平面構成や外壁の袖壁で大開口に面した軒下のテラスを囲うことにより、近接してくる道路から視線や西日を遮っており、程よく開放性・採光・プライベートな空間を保っています。

パブリックスペースや吹き抜けを囲うように、水回りと回遊家事動線上に組み込まれたファミリークローゼットを前室となるように配置した主寝室や、将来間仕切り可能な子供部屋、天井高さを極力低く抑えた物置兼子供部屋といったプライベートスペースを配置。

シューズクローク(2.5帖)をはじめファミリークローゼット(5帖)、収納もゆったり取ったⅡ型キッチンに家電カウンターや冷蔵庫は視線からずらすように配置、
パントリや掃除流し付きのランドリールーム、リビングに隣接し
使い勝手の良い階段下収納や、小屋裏物置4帖、書斎としても活用できるように本がたっぷり収納できる本棚やワークカウンターを寝室に造作することなど、たっぷりの収納の確保と利便性にも配慮しました。

車庫は建物と併せてゆったりとした構えでつくり、5.3帖の物置を併設することでタイヤや自転車、道具類を収納するとともに大きな作業台置くと、子供たちの遊び場にもなっています。

吹き抜けを中心にゆるく区切られた配置により小屋裏エアコンや床下エアコンの温熱を保つとともに、開放的なパブリックスペースに対し、程よく気配を感じながらぎゅっと絞られたプライベート空間(子供室など)の加減が心地が良いと子供たちも気に入っているようです。

外皮性能:HEAT20 G1 以上