上小泉の家

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南北に伸びた不正形の突き当り分譲宅地に、南面の採光とともに駐車・駐輪スペース確保の両立に配慮し、建物を計画しました。
大きなダイニングテーブルや畳スペースでくつろぎたいといったご要望をもとにキッチン、ダイニングと畳小上がりを配置し
北側は隣地との距離から開けた庭を確保でき、南北に大きく開口部を設けることで、明るく開放的な空間となっています。

リビングの壁面には収納棚、かぶとや天神様など季節ごとの飾り床、TVカウンターと棚を小上がりと連続するよう計画し
キッチンや収納建具とも素材をあわせて設計製作し、リビングのアクセントなっています。

2階ホールや寝室と連続する階段吹き抜けは、配置を工夫することで1階の玄関や連続するホールへ光を落とすとともに、
パーティションをオープンにすることで、2階ホールと寝室、子供部屋とつながり、
季節やお子様の成長に合わせて、空間の広がりや断面・平面の両方で可変連続性を工夫しました。

36坪のなかに畳コーナーや、ファミリークローク、主寝室に連続するウォークインクローゼット、シューズクローク、
階段下収納や小上がりに押入、パントリ、雑庫などのたっぷりの収納に加え、
ガス乾燥機や掃除流しを造作で組み込んだランドリー兼脱衣室、1.25坪のゆったりとした浴室など水回り、
とともに玄関-手洗い-キッチンへの回遊家事動線を持たせることで使い勝手にも配慮したプランです。

ご家族こだわりのブリックレッドのガルバリウム鋼板に白い塗り壁をアクセントとしました。

外皮性能:HEAT20 G1以上